
ナスの旬は初夏から初秋。6月頃から店頭に並びはじめます。ナスとひとことで言っても、一般的なナス「千両ナス」の他にも、まんまるな形の「丸ナス」、長い「長ナス」、ずんぐりとして薄緑色をした「青ナス」など、実は種類もたくさん。
上の写真は、大長ナスです。一般的なナスよりも細長く、長いものだと50cmにもなるそうです。古くから九州を中心に栽培されていた品種ですが、睦沢町でも育てている農家さんがいらっしゃるので、直売所で見つけたらぜひお試しください!
大長ナスの皮はやや固めですが、中の果肉は柔らかく、また太さも均一で細いので、火が均一に入りやすく短時間で焼き上がるので、焼きナスがオススメです。

撮影協力:長生あおば農園
美味しいナスの選び方
皮の色が濃く、ツヤツヤとしていてしっかり重みがあるものを選んでください。ガクの下がうっすらと白いものは、新鮮な証拠だそうです。
ナスの花

なかなかお野菜の花を見ることも少ないと思うので、お花も紹介したいと思います。
薄い紫色で、ちょっと和紙のような、星形の花を咲かせます。中心の黄色は5本の雄しべ。受粉しやすい構造で実がなりやすいことから「茄子の花と親の意見は千に一つも仇はない」なんていうことわざもあるんです。
料理人のレシピ
焼きナスのエスニック浸し
普段の焼きナスをちょっぴりエスニックにアレンジした一品。
冷やむぎや素麺などのトッピングとしてもオススメです。爽やかなエスニック料理で、この暑い夏を乗り切りたいですね。

材料(つくりやすい量)
- ナス…5本
- 鰹出汁…200ml
- ナンプラー…40ml
- みりん…40ml
- 赤唐辛子…1本
- 黒こしょう…適量
- レモンスライス…5枚
- ミョウガ…適量
- 万能ネギ…適量
- A 醤油…大さじ1/2
作り方
- 竹串などでナスに3~4箇所、穴をあける。(焼いたときの爆発防止)
- コンロに網を置き、直火でナスを焼いて皮を剥く。(魚焼きグリルでもOK)
- レモンスライス以外の材料をすべて小鍋に入れ沸かす。
- バットなどに2を並べてレモンスライスを上に並べ置き、3が冷めたら回しかけて一晩おく。
- 器に盛り付け刻んだネギやミョウガを薬味に盛り付ける。
レシピ提供:furacoco
味も素材も調理法もバランスよくコーディネートされたお膳が美しくておいしいと人気のカフェ。