妙楽寺

妙楽寺は平安時代後期創建の古刹(由緒ある古い寺)です。

国の重要文化財「木造大日如来坐像」

妙楽寺には特色ある技法で作られた三体の貴重な木彫の仏像が安置されています。特に国の重要文化財である 木造大日如来坐像 は、稀に見る巨像で高さ278.1cmあり、平安後期の定朝様式としても有名です。

両脇には、千葉県有形文化財の 木造不動明王立像木造毘沙門天立像 が並びます。 国の重要文化財である仏像はもちろん、天井絵やびわを持った猿の蟇股(かえるまた)なども見どころです。

大日如来坐像の開帳は毎年2月の第1日曜日です(詳細は寺院にご確認ください)
※開帳日以外は、外陣から拝観が可能です。

年に1度のコンサート

毎年9月に境内で行われる「観月の夕べコンサート」では、大日如来坐像などをライトアップして、スペシャルコンサートを楽しめます。

2021年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、無観客にて開催され、医療機関やその他さまざまな現場でご活躍されている方々への応援の意味も込め動画を一般公開しました。普段は外陣からしか拝観できない国の重要文化財「木造大日如来坐像」をライトアップし、幻想的な雰囲気の中で音楽鑑賞を楽しむ人気のコンサート。幻想的な映像とクラシック音楽・日本の歌で、心癒やされる時間をお過ごしください。

男坂と女坂

県道から徒歩で妙楽寺まで行く場合は、「男坂」か「女坂」を使います。男坂は急な階段ですが、苔むした坂道の途中にはスダジイなどの巨木もあり、森林浴を楽しめます。女坂は廻り道になっていて緩い坂道です。

なくなった梵鐘と残った鰐口

妙楽寺の梵鐘は、太平洋戦争時の物資不足を補うため兵器の材料として供出されました。今でも撞楼に梵鐘は吊されておらず当時の姿を残しています。

梵鐘があった頃の写真などは見つかっていませんが、地域の暮らしや戦争体験などを記憶をたどりながら描いた画家、鈴木重男氏(睦沢町)。「大日院妙楽寺本堂」と題された作品には、その昔、妙楽寺に梵鐘があったことが伺えます。

鋳銅鰐口は供出前に関係者が、陽鋳銘の美しさと村最古の金石文だったことから名残惜しくなり、懇願し妙楽寺に返戻された物語のある文化財です。

所在情報

妙楽寺
住所:千葉県長生郡睦沢町妙楽寺500

\ 気に入ったらシェアしてください /